▼ カスタマーレビュー
▼ ほんとうにできたホームページ
おすすめ度 :
★★★★☆
作業開始にあたり参考にしたというか、書いてあるとおりにそのまま真似した本はあの「できるシリーズ」の「できるホームページHTLM入門-Windows対応」( 2004年 インプレス刊 1580円 CD-ROM付録付)です。さすがに定評のある「できるシリーズ」ということもあって、
・「ホームページ」(何のことだか大体は分かっているつもり....でも本当は全然自信がない)
・「リンク」(よく分からないけど、とにかく何かくっつけることだろう....)
・「タグ」(なんとなく分かっているような気がするけど実はぜんぜん分からない。そういえば荷札のことをタグって言ってたような気もするなあ)・「HTML」(たぶんホームページを作るための言語って聞いたような気がするんだけど....)
・「電子メール」(受信したことはあるけれど、殆ど送信した記憶がない)
というレベルの私でも、テキストのみのサイトですが一応立上っている気になっています。その気にさせると言う点でパソコンマニュアル本の王道を行ってます。
あくまでも自分にとってのことですが、この本の欠点は「拾い読みができない」「原則的で体系的な説明が少ない」「@Niftyをアップロード先に説明しているのでGeocitiesに読み替えるのが難しかった」「スタイルシートの説明が混在している」ついでに「付属のFTPソフトによるアップロードがセキュリティソフトの関係でうまくいかなかった」というようなところです。作業の途中ですが、この本と「超図解HTMLでつくるホームページ入門」( 2003年 X-media刊 980円 )をあわせて読んでいくと、先ほどの欠点が補われそうでかなり分かりやすくなるという感じです。
▼ 時代を変える一冊
おすすめ度 :
★★★★★
Web サイト作成入門書の決定版です。「超図解」「はじめての」「速効!図解」「一週間でマスター」など各社の入門書シリーズ既刊とは一線を画し、HTML
と CSS を正しい手順で学べる傑作です。
本書の対象読者層はキーボード操作も怪しい、パソコン自体に不慣れというレベルの方です。そのため、画面写真のステップの刻み方が細かく、またキーボードやマウスの操作について、ほぼ全てを記述しています。通読型の解説書として構成が工夫されており、展開を見失うことなく読み進められます。また各項の要点が整理されているので、読破後の辞書的な利用にも対応します。FTP や画像処理の解説、素材集もあり、この一冊で Web サイトを完成できます。
これまで各社の入門書シリーズに HTML を装飾用途に用いるダメな解説書しかなかったのは、初心者に HTML の正しい理解は不可能とされてきたからです。近年ようやく登場した正統派の初級者向け解説書はいずれも単発の書籍で、出版社は様子見の姿勢でした。「できるシリーズ」で本書を刊行した編集者の勇気は賞賛に値します。
本書は全操作ステップに画面写真がつく親切設計なので、300頁を読破しても到達レベルは高くありません。また「AするとBできる」という解説に終始し、「Cしてはいけない。なぜならDだからだ」という説明も不足気味。次の一冊として「HTMLとスタイルシートによる最新Webサイト作成術」または「ひとりでつくれるホームページHTML入門」を勧めておきます。